中国黒竜江省ハルビン市で開催されているFISU第3回大学世界選手権(WUC)。6月19日、日本代表は米国代表と対戦し、3対42で敗れた。試合後の日本代表の監督と中心選手達のコメント。
米倉監督
「サイズやスピード、パワーといった個人能力の部分に決定的な差がありました。選手たちは健闘したと思います。第3Qにオンサイドキックを成功させ、攻撃もテンポよく前進することができたのは良かった点だと思います。3対21でリードされているときに、敵陣7ヤード第4ダウン残り5ヤードとなった場面で2ポゼッション差にするためにFGを選択しましたが、第4ダウンギャンブルを成功させTDへ繋げていたらモメンタムを掌握できたかもしれません。次戦の相手、メキシコ代表もサイズがあり、1対1も強いが、幸いにもメキシコVS米国戦があります。スカウティングをして対策を練っていきたいです」
QB柴崎哲平
「前半は米国守備がスカウティングしていた通りでした。パスユニットは十分に機能していたと思います。ただ、後半に入ってからブリッツが多くなり、パスカバーもアジャストしてきたところで上手くいかなくなりました。米国守備のプレッシャーは今までに味わったことのない激しさでした。メキシコ戦でもパスユニットは通用すると思うので試合までの4日間でWRとコミュニケーションをとり、タイミングを合わせることで勝ちにつなげたいです」
WR佐藤凱輝
「パスユニットとしては、スピードやマンツーマンで勝っている面もあり、戦えると感じました。こちらがパスを捕球した後の米国守備の集まりの速さは今までに経験したことのない速さでした。後半に入ってからも衰えることはない運動量も凄まじかったです。残り4日間でどれだけQBとコミュニケーションを取れるかがメキシコ戦の勝敗に関わります。必ず勝って日本に帰りたいです」
OL町野友哉
「米国DLはパワーに加え、躱すテクニックがうまかったです。パスプロテクションは想像よりも通用しました。下がらず前で当たり、足を動かし続けしつこくブロックすることと、ローブロックを織り交ぜることで米国DLから嫌がられるブロックをすることができました。メキシコ戦でも通用するテクニックだと思うので磨いていきたいです」
DL神谷康治
「低い姿勢を保つことで、個人としては最後まで米国OLに負けないプレーができ良かったです。QBサックも決めることができたのでメキシコ戦でも活躍したいです」
日本代表は6月24日にメキシコ代表との最終戦を控えている。