試合結果

関学大3年連続52回目の甲子園へ
K安藤が終了逆転FG決める

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関学大WR阿部(3年)は第3Qの24ヤードTDに加え、逆転FGのドライブでも、28ヤードのロングゲインを奪う活躍だった

12月2日、万博記念競技場で行われたアメリカンフットボール全日本大学選手権西日本代表校決定戦ウエスタンジャパンボウルは、関西学院大学(関西学生1位)が、立命館大学(関西学生2位)を、終了プレーで逆転の末に20対19で下し、3年連続52回目の甲子園ボウル出場を勝ち取った。

序盤は立命館大が主導権を握っていた。インサイドのランを柱に攻めた立命館大は最初の攻撃機会を第1Q6分23秒にRB藤岡(4年)の8ヤードTDランにつなげて先制(TFPキック失敗)。第2QにはCB松山(4年)が関学大のTDを阻止するインターセプト。さらに前半終了1分27秒前には、松山が再び関学大のパスを奪うと68ヤードリターンTDにつなげて13対3の折返しとなった。立命館大は第3Q4分4秒にもK多田羅(4年)の44ヤードFGで加点。

関学大の反撃は13点差で迎えた第3Q終盤からだった。自陣21ヤードから始まった攻撃機会にQB奥野(2年)がWR小田(4年)へ2連続パスを決め、敵陣24ヤードに侵攻し、WR阿部(3年)が捕球後のランでエンドゾーンを駆け抜けTD。奥野はその後も自陣でインターセプトを喫して立命館大に1FGを献上。再び9点差とされたが、直後の自陣35ヤードから始まった攻撃機会を第4Q8分16秒にRB中村(4年)の1ヤードTDランにつなげて2点差に詰め寄った。

残り時間は3分44秒。関学大は直後のキックオフを蹴り込んだ。立命館大は自陣25ヤードからの攻撃を得たが、いきなりエンクローチメントの反則で5ヤード罰退し、シリーズ更新ができず。残り1分56秒で自陣36ヤードからの攻撃機会を得た関学大はQB奥野からWR松井(4年)と阿部へのパスでゴール前12ヤードに迫り、終了プレーでK安藤(3年)の24ヤードの逆転FGにつなげた。

「3インターセプトもされた負け試合をよく覆した」

関学大・鳥内監督は挫けずに攻め続けて逆転した選手たちの成長を感じているようだった。

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