11月4日横浜スタジアムで行われたJXBトーナメントワイルドカードプレイオフは、波乱の結果となった。アサヒビールシルバースター(SUPER9/8位)とオール三菱ライオンズ(BATTLE9/2位)の対戦は17対6でオール三菱が勝利。リクシルディアーズ(SUPER9/7位)と東京ガスクリエイターズ(BATTLE9/1位)の対戦は、タイブレークの末14対7で東京ガスが勝利し、オール三菱と東京ガスが11月10日行われるJXBトーナメントクォーターファイナル進出を決定めた。
オール三菱はランで47回227ヤードとラン攻撃が機能し、30分29秒のタイムオブポゼッションで試合を支配。中でもQB谷口翔真(立命館)は10回走108ヤードと大活躍した。
東京ガスはレギュラーシーズン第2節でリクシルと対戦した際には24対31と苦敗を喫したが、この日は守備が大奮闘。リクシルの攻撃を169ヤード7点に抑えた。特にDB富田秀勝(関東学院大)が1パスカット1インターセプト、LBミーチー・イートン(ノースウェスタン大)が2ロスタックルを記録。7対7で延長タイブレークに持ち込み、QBイカイカ・ウーズィー(ハワイ大)からWR荻原汰二郎(関学)へのTDパスで勝利を決めた。
ワイルドカードに勝利したオール三菱と東京ガスは、来年度の新リーグ体制のトップカテゴリーである『X1スーパー」入りが確定した。敗れたアサヒビールとリクシルは、X1スーパー以外のXリーグの10チームと、X2リーグから加わった2チームの12チームで構成される『X1エリア』でシーズンを始める。

東京ガスRB27アンドレ・ホワイトは、38回走176ヤード1TDと、3捕球23ヤードを記録する活躍だった(photo:MIPLANNING)