試合詳報

RUNAWAY
立命館大、5年ぶり8度目甲子園制覇
早稲田大の猛追、1点及ばす

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

12月13日、阪神甲子園球場で行われた全日本大学選手権決勝・パナソニック杯第70回毎日甲子園ボウルは、西日本代表の立命館大学パンサーズ(5年ぶり9回目出場)と、東日本代表の早稲田大学ビッグベアーズ(5年ぶり3回目)が対戦。28対27の1点差で立命館大が5年ぶり8度目の優勝を遂げた。

3TDを先行した立命館大を早稲田大がロングパス攻勢で猛追。第3Qには早稲田が一時リードを奪ったが、高速ノーハドル攻撃を駆使した立命館大が第4Qに再逆転。終了プレーで再々逆転を狙った早稲田の52ヤードFGを、主将DL田辺大介がチップして軌道を変えて逃げ切った激戦だった。立命館大のエースRB西村七斗(2年)は、年間最優秀選手賞チャック・ミルズ杯と甲子園ボウルMVPをダブル受賞。敢闘選手には早稲田大QB政本悠紀(4年)が選出された。

レジェンドRBを越える
西村の快走

試合前の焦点の一つは、立命館大の強力なラン攻撃に関東ナンバーワンの早稲田大守備がどう対抗するかだった。

RB西村七斗(2年)の爆発的力を封じるため、早稲田大の2DL守備は1・5列目のLBの位置に主将DE村橋洋祐とDE小宮山泰隆(ともに4年)を交代で配置。彼らをLOSに突っ込ませてOLを巻き込むことで、LBコグラン・ケビン(4年)、加藤樹(3年)、そしてランサポートに上がったR寺中健悟(4年)らにタックルをさせるという動きを見せていた。

早稲田大の守備戦略は先制TDを奪われて以降、機能しはじめていた。しかし、立命館大のラン攻撃にも細かな工夫が加えられていた。

西村が右サイドラインを駆け上がった第2Q6分の63ヤード独走TDは、…

続きは月刊デジタル雑誌、ハドルマガジン2016年1月号 Vol.11に掲載しています。甲子園ボウルの激戦を、豊富な写真と記事、そして動画リンクでお楽しみください。

ハドルマガジン配信デジタル書店

☆Fujisanマガジンサービス

☆MAGASTORE(マガストア)

☆Apple Newsstand定期購読アプリ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

こちらの記事もおすすめです