Xリーグ

パナソニックLB林を作った
関大一高時代の成功体験

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パナソニック守備を副将として率いるLB45林直輝(関大)photo:MIPLANNING

☆11月25日JXBトーナメントセミファイナル☆IBMビッグブルー対パナソニックインパルス@EXPO FLASH FIELD 13時キックオフ
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11月10日、神戸王子スタジアムで行われたクォーターファイナルで、東京ガスクリエイターズを45対0の完封で下し、4年連続のセミファイナル進出を決めたパナソニックインパルス。東京ガス初のクォーターファイナル進出の立役者となったQBイカイカ・ウーズィー(ハワイ大)のパスには34投18回成功185ヤードを許したもののTDを許さず、RBアンドレ・ホワイト(ブライアント大)のランに至っては15回23ヤードと文字通り完封し、パナソニック看板の強力守備の面目を保った。

その守備の要としてこれまで以上の活躍を演じているのが、インパルス4年目の副将LB林直輝(関大)だ。

林がフットボールを始めたのは関大一高時代。高校2年時まではCBだったが、高校3年時にMLBとRBを兼任した。
「MLBになった当初は、『全部のプレーを自分が止めなければならない』と、勝手に思っていました」と、林は苦笑する。
しかし、当時の『全部自分が止める』という気概に基づいたプレーが、今の広い守備範囲を培ったと考えている。また、RBの経験もLBとして生きている。

「走ってくるコースはもちろんですが、パスプロテクションの時、『こうされたらRBは嫌だ』とか、1対1になった時に『こうされるとやりにくい』とか、RBの気持ちをわかった上でプレーできているのはLBとしてプレーする上で役立っています」

林が攻守の要として活躍した当時の関大一高は、当時12年ぶりに全国大会復帰を果たした。「あの成功体験がなかったら、今までフットボールは続けていなかったかもしれません」

大学2年時にU19日本代表となり翌年1月の世界選抜に参加、そして2014年第1回大学世界選手権日本代表と、高校卒業後は世代トップクラスのLBとして活躍してきた林だが、関大一高時代の成功体験がなければそんな未来は無かったと、林は言う。
「今の高校生にも是非、大学でも、Xリーグでもフットボールを続けてほしいです」。

セミファイナルの相手は昨年と同じIBMビッグブルーだ。昨季の林にとっては、肩の負傷明けの復帰戦だった。しかし、「久しぶりの試合だったことと、肩がやっぱり気になって、(IBMのQB)政本選手をタックルできませんでした」と、苦渋を味わった1年前を振り返った。

11月25日、エキスポフラッシュフィールドで行われるIBMとの一戦は、林にとってもインパルスにとっても、JXB進出と昨年の雪辱を懸けた戦いになる。

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