現地1月21日、ニューイングランド・ペイトリオッツと、ジャクソンビル・ジャガーズによるカンファレンスチャンピオンシップが行われる。本拠地ジレットスタジアムで迎え撃つペイトリオッツは7年連続14回目のチャンピオンシップ。対するジャガーズは18年ぶり3回目だ。
ペイトリオッツは1試合あたりの獲得ヤード394.2ヤードで1位。最強の攻撃力を誇っている。QBトム・ブレイディ率いる攻撃陣は先週、タイタンズから35点を奪い、圧倒的強さを見せたばかり。TEロブ・グロンコウスキーは、今までWR以外もカバーしてきたCBA.J.ボイエーや、カバーもできるLBテルビン・スミスでも苦戦を強いられるだろう。さらに、先週のディビジョナルプレーオフで捕球11回112ヤードを獲得したダニー・アメンドラ、ランパス併せて141ヤードを獲得したRBディオン・ルイスもいる。WRクリス・ホーガンは今季負傷で第10週以降離脱していたが、先週復帰を果たし、誰が勝負の決め手になってもおかしくない。唯一の不安要素として、ブレイディが練習で右手を負傷。影響は「許容範囲内」であると報じられ、出場することは間違いないが、練習への参加が限られている点のみだろう。
最強の攻撃を迎え撃つのはジャガーズの守備陣だ。喪失ヤード1試合あたり286.1ヤードで2位、パスでは1試合あたり169.9ヤードで1位、55QBサックで2位とパス守備に関しては最強だ。DB陣と、ペイトリオッツのレシーバー陣のマッチアップは大きな見所となるだろう。また、ブレイディが今季パスを投げるまで平均2.62秒で17位。やや時間をかける傾向にあるため、パスプロテクションがブレイディを守れるか、あるいはブレイディが普段よりも早く投げることで、パスラッシュに対応するかも見所となる。
ジャガーズ最大の強みが守備である一方、先週スティーラーズから5つのTDを奪った攻撃も無視できない。特にルーキーRBレオナード・フォーネットは25回走109ヤード3TDの活躍。足首を負傷しているが、出場はする予定だ。QBブレイク・ボートルズはプレーオフに入ってからはインターセプトがなく、パスだけでなくランでも貢献している。