日本大学フェニックスの新ヘッドコーチに同大2010年卒の平本恵也氏が内定していることがハドルマガジンの取材で判明した。
平本氏は2007年、日大が17年ぶりに出場を果たした第62回甲子園ボウルで、負傷で出場ができなかった4年生エースQBに代わって2年生ながら先発として攻撃を率いて関学大と38対41の死闘を演じた。卒業後は2010年から2019年シーズンまで富士通フロンティアーズでプレー。2014年シーズンはJXBの前半で負傷退場したエースQBコービー・キャメロン(当時)に代わって攻撃を指揮して社会人初制覇に導き、ライスボウルでは先発QBとして富士通初の日本一奪取に貢献した。現役時代の終盤は試合出場の機会こそほとんどなかったが、メンタルなリーダーとして、選手からはもちろん、コーチングスタッフからも一目置かれる存在だった。
引退後はオンラインによるコーチングサービスを提供。関東・関西圏以外のチームにも技術的な指導をオンラインで行っていた。
日本大学は2018年から監督・ヘッドコーチを務めていた橋詰功氏が8月31日で退任し、後任のコーチ人事が注目されていた。