チーム情報

「どんな時にも前を向け」
関学高主将RB八瀬のリーダーシップ

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2年連続18回目の全国制覇を遂げた関西学院高等部ファイターズ。しかし、かつてないほど苦しんだシーズンだった。兵庫県大会から負けてもおかしくない試合を乗り越えられたのは、負傷でプレーができない状態でも、常にチームを鼓舞して一つにまとめ上げた主将RB八瀬慶人(3年)を、クリスマスボウルのフィールドに立たせたいというチームの総意だった。

「俺たちはあと3勝しなければいけないんだ。それなのに練習と同じミスが出てる。反則、後半の集中力、控えが出場したら点が取れなくなるのか? もう一回、練習から見なおそう」
11月14日、雨の王子スタジアムで行われた全国大会初戦。箕面自由学園に27対6で勝利した関学高のハドルからそんな声が聞こえてきた。輪の中心で力強く、ハキハキとした強い口調でチームメイトたちを叱咤鼓舞している選手は、パーカー姿だった。彼が今季のファイターズを主将として率いている、RB八瀬慶人(3年)だった。

「大学生コーチみたいなことを言うでしょ?」

ハドルの輪を少し離れたところから見守っていた中尾昌治監督は、必要なことは八瀬がすべて言ってくれるので、ほとんど付け加えることがないと言う。

小学校5年から中学3年までフラッグフットボールに取り組むと同時に中学校の陸上部に所属。400メートル走の選手として、中学3年時に近畿大会5位、全国大会にも出場した。高校でフットボールを選んだのは、現在関学高でコーチを務める真砂陣コーチ(現役時RB)が主将として出場したクリスマスボウルを観たからだった。この時、関学高は早大学院に敗れた。しかし、「関西で一番強いチームで全国優勝を狙いたい」と、思い、関学高を目指した。

入部当初からひと味ちがう個性を発揮する存在だった。

続きはハドルマガジン2016年1月号vol.11に掲載しています。同号ではクリスマスボウルの熱戦の模様を写真と記事+動画リンクでお伝えしています。また関学高、早大学院のサイドストーリーも掲載しています。是非、ご一読ください。

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