12月13日(日)阪神甲子園球場で立命館大学パンサーズと早稲田大学ビッグベアーズが激突する全日本大学選手権決勝パナソニック杯第70回毎日甲子園ボウル。日本フットボール界のルーツ校の一つであるという伝統チームである一方で、未だ日本一の栄冠にたどり着いていない早稲田大学。3度目の挑戦となる今季、「歴史を守備で塗り替える」と、宣言している早稲田守備のエースLBコグラン・ケビン選手に注目しました。
※ハドルマガジン12月増刊号vol.10抜粋記事
「法政戦はひどい出来でした。止まっているプレーも相手のミスで止まっているだけ。しっかり反省しなければならない内容でした」
5年ぶりのリーグ優勝を決めた法政大戦(◯27対24)。早稲田守備のエースLBコグラン・ケビンの口からは反省の言葉しか出てこなかった。なぜなら、彼にとってリーグ優勝は、目指しているステージの過程に過ぎないからだ。
「今まで日本一になれなかった早稲田の80年の歴史を守備で塗り替える」。
今年のチームが始まった当初、コグランは、そう宣言した。
早稲田が関東学生TOP8の優勝戦線へ一気に勢いづいた第5節の日大戦(◯21対9)は、パントブロックリターンとインターセプトリターンで攻撃の1TDを上回る2TDを奪取。春先の宣言を体現する大活躍だった。
この日大戦で初披露した2DL守備は、コグランの能力を最大限に引き出す守備戦術だ。
より自由度が高い2DLは自分にあっている」と、コグランは言う。
裏を返せばそれだけ責任は重くなる。実際、コグランをはじめ、コンビを組むLB加藤樹(3年)、コグランと共に守備の頭脳的役割を担う寺中健悟(4年)らが負傷のために大事をとった最終戦の慶應戦は14対48と大敗。コグランの存在の大きさを逆に際立たせる結果だった。
※続きはデジタル雑誌ハドルマガジン12月増刊号vol.10に掲載しています。
デジタル雑誌ハドルマガジン12月増刊号vol.10は、甲子園ボウルに出場する早稲田大学の攻守キープレーヤーを写真と記事+動画で紹介しています。是非、ご一読ください。