試合結果

ボールコントロールと堅守で
南山高が関学高に初勝利

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第3Qに先制TDパスを捕球した南山高TE4倉田直(3年)photo:想い想ふ

予定より1週遅れて6月5日、6日に開幕した第50回関西高校選手権大会。6月6日に行われた関学高(兵庫2位)と南山高(東海地区1位)の一戦は、13対7で南山高が勝利した。

今春とほぼ同じメンバーで臨んだ昨秋の全国大会では、緊張で実力を出しきれなかった南山高だが、約半年でたくましく成長を遂げ、対関学高戦初勝利の大金星を挙げた。

前半は、RBやWRの位置に入った内川誠(2年)にボールを集めて、関学高の攻撃機会を奪い、守備はLB倉田直(3年)、水野俊輔(2年)、後藤領太(3年)をブリッツさせて関学高攻撃を破壊して、インテンショナルグラウンディングの反則を誘発するなど、チャンスを与えなかった。

0対0で迎えた第3Q。南山高は自陣32ヤードから始まった攻撃機会の最初のプレーでWRに入った内川で一気にゴール前15ヤードに侵攻。このシリーズをQBに入った内川がアンバランス体型の有資格レシーバーとなるTの位置にいたTE倉田へのTDパスを決めて先制した。

直後に関学高WR大西悠太(3年)のジェットスイープ、RB松村亘(2年)のランに前進を許し、南山高陣に攻め込まれたが、この反撃をDB後藤航太郎(2年)がインターセプトで断ち切った。

第4QにはロンリーセンターからQB内川のランを連発し力強く前進。WR榎本有一郎(2年)のジャイル・ブレイク・スクリーンでゴール前1ヤードに迫り、これをLB兼任のRB後藤がTDにつなげて加点(TFPキック失敗)。

スクリーンでゴール前に迫った南山高WR17榎本有一郎(2年)photo:想い想ふ

関学高は残り2分を切って、QB葛城悠太からWR塚本涼太(共に2年)へのロングパスでゴール前に迫り、終了1分21秒前にRB東耕傳之助(3年)のTDランにつなげたが、直後のオンサイドキックを南山高DL早瀬丈博(3年)が押さえて勝負を決めた。

南山高は6月13日、京都府1位の立命館宇治と対戦する。

6月29日配信の月刊ハドルマガジン7月号Vol.82では、第50回関西高校選手権および、関東各地区の決勝、準決勝(東京都大会は準々決勝から)を全試合レポートします。
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